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ケーブルクランプの設計方法(アルミA5052)

こんにちは! 石川県白山市の機械加工と板金加工マキナーズ(MachinaZ)の宮下です。 

 

今日は電気工事会社さんからのケーブルクランプの設計依頼がありました。

 

※図面は実際の依頼寸法と違います。

お客様の希望は、各種電気ケーブルを分割して、固定する。

 

 

ケーブルクランプです。

 

上のA-1図面はお客様の設計イメージです。

 

んーーーー

 

これだと、組立時に連結プレートとボルトがたくさん必要になるなと思い

 

組立視点で設計を変更してみます

 

 

これで、組立時に連結プレートも必要なくボルト2本で簡単に組み立てができますね。

 

でも、上のような設計だと、上下ともにアルミプレートを機械加工するとコストが高くなりますね

 

加工方法を機械加工からレーザー加工に変更しても少しコストが削減できるくらいかな

 

今度は、上の図面を機械加工の視点から設計変更して

 

 コスト削減してみましょう

設計変更した図面が上です。

 

ケーブルクランプの下は丸長穴加工をして、ケーブルクランプの上はプレートにザグリだけ

 

シンプルな設計変更ですが、これで機械加工コスト40パーセントを削減できると思います。

 

使用用途としても問題ありませんね

 

このように、設計を変更することで、組立コスト、機械加工コスト、材料コストを削減することができます。

 

※本当は、更に、設計変更することによってコストを削減することができます。

みなさんも考えてみてね\(^o^)/