こんにちは! 石川県白山市の機械加工と板金加工マキナーズ(MachinaZ)の宮下です。
今回は、ワイヤーカットで部品を製作しますよ。
■ワイヤーカットとは?
ワイヤーカットとは、真鍮などの細いワイヤーに電流を流し、
その熱により金属を溶かして切断する加工方法です。
正式には「ワイヤー放電加工」と呼ばれ、放電加工の一種に分類されます。
■ワイヤーカットの原理
ワイヤー線に電流を流し、ワイヤー線と加工物の間に放電を発生させる。
放電によって発生した熱で、加工物を溶かす。
溶けた加工物を、ワイヤー線で押し流して切断する。
ワイヤーカットは、ワイヤー線と加工物の間に一定の距離を保ちながら、
ワイヤー線を送り出して加工を行うため、非接触式の加工方法です。
そのため、加工物に傷がつきにくく、精密な加工が可能です。
■ワイヤーカットの特徴
ワイヤーカットの特徴は、以下のとおりです。
非接触式で、加工物に傷がつきにくい。
精密な加工が可能。
あらゆる形状の切断が可能。
硬い材料の切断が可能。
■ワイヤーカットの用途
主な用途としては、以下のようなものが挙げられます。
- 金属部品の切断
- 金型の切断
- 電気部品の切断
- 医療用部品の切断
- 芸術作品の制作
■ワイヤーカットのメリット・デメリット
メリット
- 非接触式で、加工物に傷がつきにくい。
- 精密な加工が可能。
- あらゆる形状の切断が可能。
- 硬い材料の切断が可能。
デメリット
- ワイヤー線の消耗が大きい。
- 加工速度が遅い。
- 加工単価が高い
図面の形状によって異なるけど、上の写真のように四角の穴形状に使用しています。
マキナーズでは、部品図面の使用用途、価格、納期によって
加工方法を適正に選択することが出来ます。
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